コック13年、トラック運転手20年の転機

大阪桐蔭高校の寮長としての仕事は、非常に多岐にわたっています。私の経歴は、コックとしての13年とトラック運転手としての20年という、まったく異なる2つの職業から成り立っています。コックとしては、食事を通じて選手たちの心と体を支える役割を担い、トラック運転手としては、物流の世界で培った責任感と時間管理が、日々の運営に役立っています。どちらの職業も、他者を思いやる姿勢が求められます。それが、今の私の寮長としてのスタンスに大きく影響していると感じています。

選手たちとの絆を深める日々

大阪桐蔭では、選手たちの生活を支えることが私の使命です。日々、食事を提供するだけでなく、彼らの悩みや喜びを共にすることで、信頼関係を築いています。食事の時間は、ただの栄養補給ではなく、コミュニケーションの場でもあります。選手たちの笑顔を見ながら、自分自身も励まされ、彼らが成長していく姿を見守ることが何よりの喜びです。また、時には厳しい言葉をかけることも必要で、そんな時は「お父さん」としての存在感を意識しています。

厳しい環境でも支え合う仲間意識

寮生活は決して楽ではありません。共同生活の中で摩擦が生じることもありますが、選手たちは互いに支え合いながら乗り越えていく姿勢を持っています。私の経験上、トラック運転手としての仲間意識の重要性も、ここで活かされています。信頼し合うことで生まれる力、共通の目標に向かって努力することで生まれる絆は、選手たちにとっても、私自身にとっても不可欠です。この環境で育まれるチームワークは、将来にわたって彼らの宝となるでしょう。

未来への夢と挑戦

私の役割は、選手たちが自分の夢を追いかけるサポートをすることです。彼らが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、健康管理やメンタルサポートを行っています。コックとしてのキャリアからの知識を活用し、栄養バランスを考えた食事を提案しています。また、トラック運転手としての経験から、時間の使い方や計画性についてもアドバイスをしています。これらの挑戦を通じて、選手たちの成長を見ていくことが、私にとっての最大の幸せです。

感謝の気持ちを忘れずに

最後に、私を支えてくれる選手たちやスタッフ、そして家族に対する感謝の気持ちを忘れないようにしています。彼らの存在が、私の挑戦を支え、日々の活力を与えてくれています。お父さんとしての姿勢と同様に、感謝の心を持つことで、これからも彼らの成長を支えていきたいと思います。大阪桐蔭の寮長としての責任を果たしながら、私もまた成長し続けることを誓います。

投稿者 小さなパフ